3月健康プチ情報❤「健康診断受けっぱなしにしてな〜い?」
健康診断は、我々の健康状態をチェックするために欠かせないものですが、受診して終わりでは意味がありません。
結果をもらった後、具体的に改善策を講じる人は意外と少ないのが現実です。
結果が良好だった人も、そうでなかった人も、受診したその瞬間だけで、その後のフォローアップが不十分です。
私自身、クライアントから健康診断の結果を見せられることがよくありますが、多くの場合「で、どないすればいいの?」という不安を抱えています。
この状況は、改善の機会を逃してしまっていることを意味します。
「どうすれば、受診の結果を生かして、健康な生活を送れるようになるのか?」
今回は健康診断の結果を活かして行動変容を促すための3つのポイントについて、更に詳しくご案内します。
目標設定は、行動変容の成功への道のりを始める第一歩です。
まず1つ目 ◎「目標設定」をすること
しかし、ただ漠然とした目標を立てるのではなく、(聞かれたことがあると思いますが)SMARTの原則(具体的、測定可能、達成可能、関連性、時間的制限)に基づいた目標を設定することが重要です。
具体的 (Specific)
「健康になる」という目標よりも、「毎日の食事で野菜を2皿以上食べる」のように具体的にします。
測定可能(Measurable)
進捗を測定できるように、「週に3回は30分以上運動する」といった目標が良い例です。
達成可能 (Achievable)
現実的で自分の能力に合った目標を設定します。
過度に高い目標は避け、小さな成功を積み重ねることが大切です。
関連性 (Relevant)
健康改善のために 直接影響する目標を選びます。
自分の価値観や長期的な目標との関連性を考慮しましょう。
時間的な制限 (Time-bound)
「1ヶ月後には」といった、具体的な期限を設定することで、目標に対する緊急性を持たせます。
次に2つ目は ◎「習慣化」すること
目標を達成するためには、日常生活における小さな行動の変更が鍵となります。
習慣化のためのポイントはまさに次のとおりです。
トリガーの設定
既存の習慣(例:朝起きたら、歯を磨く)に新しい行動を結びつけることで、新しい習慣を形成しやすくなります。
実行可能な小さなステップ
大きな目標を小さなステップに分割し、一つずつクリアしていくこと。
これにより、達成感を感じやすくなり、モチベーションの維持につながります。
環境の整備
健康的な食材を家に常備する、運動用の靴を見える場所に置くなど、目標達成をサポートする環境を作ります。
最後の3つ目は ◎「継続的なサポート」
行動変容は一人では難しいこともあります。継続的なサポートを得ることが成功の鍵です。
家族や友人の支援
目標達成のためのサポートや、行動変更を共に行う仲間を持つことで、モチベーションを保ちやすくなります。
プロフェッショナルからのアドバイス
トレーナーや栄養士など、専門家からの具体的なアドバイスやプランニングのサポートを受けることで、より効果的に目標に近づくことができます。
我々専門家は、あなたの現状を正確に評価し、個別のニーズに合わせた適切な指導を提供することができます。
セルフモニタリング
進捗を記録し、自己評価することで、自分自身の行動に責任を持つようになります。
例えば、食事日記をつける、運動量を記録するなど、自分の行動を見える化することが重要です。
フィードバックの活用
定期的なフィードバックは、モチベーションを維持し、行動の修正に役立ちます。
専門家からのフィードバックだけでなく、サポートしてくれる家族や友人からのポジティブな反応も大切にしましょう。
健康診断は、あなたの健康を守り、向上させるための第一歩です。
しかし、その結果を活かすためには、自ら行動を起こし、日々の習慣を見直す必要があります。
今回ご紹介した「目標設定」「習慣化」「継続的なサポート」の3つのポイントを実践することで、健康診断の結果をただの報告書で終わらせるのではなく、より健康的な生活へと繋げていくことが可能です。
また、この変化変容へのプロセスは、まさに健康診断のだけに限らず、ビジネスにおける成長にも通底するのではないでしょうか?
健康診断は受けっぱなしにしない。せっかく受けたのでしたら、それを元手に改善の旅を続けていきましょう!